千代丸古墳
ぶのゆき
2026/10/17
大分川の支流賀来川下流域の左岸に形成された河岸段丘の上に造成。
墳丘は、封土の大半が流出。現状では、直径約1 m 、高さ 4. 5mあり、復元すると直径は 15m 以上の円墳になると思われる。
石室は南に開口した横穴式石室で、羨道部と玄室とがある。ともに大きな腰石とその上に積まれた横長の石を用いて築かれており、羨道部は、長さ 4.8m 、幅 2m 、高さl. 8m 、玄室は、奥行 3. 3m 、幅 1. 9m 、巖さ 2. Sm の長方形を呈 しています。玄室の奥には、二段の平石を重ねた被葬者を安置する設備も整っていました。
この石室の特徴は、玄室の奥行から水平に突き出した棚状の石にあります。厚さ 50cm のこの石の前側面は平らに加工石室内の線刻文様
され、そこに三角形、四角形、人物、獣類等が線刻で描かれています。この三角形と四角形を組み合わせた構図は、合掌形をした家屋が集まったように見え、人物と獣類は、その窓
から顔をのぞかせているように見えます。